顔合わせ・結納

結納の品について

結納品

結納品は、花婿側の家族から花嫁側のご両親へ贈る心のこもった大切な品です。
古来、結納品は食物や絹織物など現物をたくさん取り揃えて持参していましたが、戦国時代に水引飾りを使った贈り物へと変化しました。

また、花婿の感謝と誠意の心を形にした縁起物として、それぞれに意味が込められています。
品目は、7品目・9品目・11品目というように、縁起が良い奇数で整えるのが原則です。

1.熨斗(のし)【鶴】
鮑(あわび)を延ばしたもので、贈り物には必ず添えて長生不死を象徴します。
【鶴】は、千年の寿命を祝い、一方が死んでも他の鶴と一緒にならないという貞節を表わしています。
2.寿栄広(すえひろ)【亀】
白無地の扇子で、純白・無垢・末広がりを象徴しています。
【亀】は、万年の寿命を祝い、急がず休まず末永く歩んでいくようにとの願いを表わしています。
3.御帯(おんおび)【松】
帯のことで、いわゆる結納金を納めます。
【松】は、いつまでも変わらぬ縁のように、繁栄することを願っています。
4.家内喜多留(やなぎだる)【竹】
柳樽のことで、いわゆる酒料を納めます。
【竹】は、真っ直ぐに成長をする節度を表わしています。
5.松魚(かつお)【梅】
鰹節(かつおぶし)のことで、いわゆる魚料を納めます。
【梅】は、長い冬を耐え春に先駆けて最も早く花が咲き、実がなる美しさと忍耐を表わしています。
6.優美和(結美和)(ゆびわ)
婚約指輪として誕生石を贈りますが、ダイアモンドが一般的です。
7.高砂(たかさご)あるいは
友白髪(共白髪)(ともしらが)

麻の糸でつくったもので、共に白髪の生えるまでの長生を願っています。
8.寿留女(寿留芽)(するめ)
鯣(するめ)のことで、長期保存に耐え不時の備えをかためるものです。
9.子生婦(幸運夫)(こんぶ)
昆布のことで、子宝に恵まれ子孫繁栄を願っています。

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