大切な人の席
本来であれば
結婚式に出席して一番その晴れ姿を喜んでくれるはずだった
新郎のお父様。
新郎様が小さい時に他界され
この日に立ち会うことはできませんでした。
ですが、『父の席も作って欲しい』と
披露宴でお席を設けることにしました。
お母さんから
『こんな素敵な席を作ってくれて、沖本さんありがとう』と
言われて胸が熱くなりました。
席を作るくらい簡単なことでした。
だけど、この一席がどれだけ大切か。
天国のお父さんがその場にいるような空気感になるんですよね。
ビールも注いであげて
披露宴では親族様の余興もあり大盛り上がりだったので
お父さんもその姿を見て喜んでいらっしゃったんだろうな〜。
ほんのちょっとのお手伝いでも
こんなにも喜んでくださることがいる事が
心から嬉しい、そんな日でした。